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更新日:2022/07/12

内股とは、どんな状態。内股っていいの?

職業病で立っている方や座っている方の姿勢や筋肉の動きなど、身体の状態を観察すると、内股姿勢をよく見掛けます。
これは女性に多い問題ですが、男性もいます。
女性ですとスカートで生活していれば足を閉じることは、まー当然ですよね。
遺伝によって生まれつきの場合は仕方ないですが、生活習慣による内股姿勢ですとあまり良いものではありません。
今回は身体の専門家として内股に関しての内容をお伝えしていきます。






1.内股とは

内股の状態とは、左右の膝が近づいた状態になっていることを言います。トレーニングではニーインと言ったりもします。
膝が近づくということは、骨盤と大腿骨(太ももの骨)で構成される股関節から内側に向かっていることになります。
何らかの動きをした時やしゃがんだ時に少し膝が内側に入ることは問題ありませんが、ずっと内側に入っている状態は良くありません。


内股の骨格メカニズム
骨格から説明していきますと、内股の方は腰が反っていることは間違いありません。
そのため骨盤は前に傾き、股関節から内側に向き、膝下は純粋な内股の場合は足のつま先が内側を向きます。
ですが歪んでしまうと、膝下は外側を向き、膝に捩れが生じます。これをニーイントゥーアウトと言います。

そのため内股自体は悪くなく、そこで止めってしまっていることや、何らかの捩れを生んでしまっていると良くありません。

2.内股に関わる関節の役割

下半身の関節内股に関わる関節は上記で伝えた股関節と膝関節と足関節があります。
図のように股関節は骨盤と大腿骨(太ももの骨)から構成され、膝関節は大腿骨と脛骨(スネの骨)から構成され、足関節は脛骨と腓骨と足部にある距骨から構成されています。
どんな動作でも一緒に活動している下半身のメインとなる関節になります。
そして関節にはジョイント・バイ・ジョイントといってスタビリティ(安定)とモビリティ(可動)に役割は大きく分けられています。


役割は以下のようになります。
股関節 モビリティ(可動)
膝関節 スタビリティ(安定)
足関節 モビリティ(可動)
そのため股関節と足関節は動きが大きく、様々な動作に柔軟に活動しています。
逆に膝関節は安定性を身体に与えてくれ、スムーズに上下の股関節や足関節が動けるように役割を果たしています。

では内股ではどうでしょうか。
膝の安定性が内側に入ることによって失われ、股関節や足関節の自由度が減り、スムーズな動作が困難になっています。
これによって様々な障害が発生する可能性が現れます。


3.内股は膝の痛みに注意

内股に悩む方は膝の痛みに注意が必要です。
上記で説明したように、内股の方の関節は安定性が高いはずの膝関節が不安定になり、可動性が高い股関節や足関節は自由度が減っています。
このような場合は、各関節には負担が大きくなってきます。
その中でも、股関節と足関節に挟まれる、膝関節に問題が起きやすくなります。

では、どんな問題が膝に起きるのでしょうか。


膝の痛みの問題膝の問題の1つ目は画像にあるます①にある、膝の内側の損傷。
これは膝が内股になることによって靭帯が伸ばされ炎症を起こすことによって痛みを生じます。
②は膝の外側で起きやすい、大腿骨と脛骨が近づくことによって、半月板が損傷して痛みを生じることになります。
半月板は骨と骨の間にある、クッションの役割をしているものです。

その他にも中間には膝蓋骨という骨や、前十字靭帯などがあり、ニーイン・トゥーアウトの膝の捩れによって損傷が起きてしまうケースも多々あります。
良くある膝の問題をあげましたが、少しあげるだけでも問題が起きやすい場所だと言うことはよく分かっていただけたと思います。



4.内股座り改善法

内股座り
内股の方は無意識に写真のような座り方をしたり、床に座った時にぺちゃんこ座りをしたりします。
その座り方が楽になっていることは骨格のメカニズムから説明できますが、この座り方を続けると上記で伝えた膝への問題が発生してしまう可能性が高まります。
もしあながが、無意識に写真のような状態で座っているようであれば、下の写真のように改善をオススメします。


内股座りの改善法股関節から真っ直ぐに足が出ている状態が理想になります。
細かくは、股関節から膝のお皿(膝蓋骨)を通って、足の人差し指までが真っ直ぐになります。 内股の方は膝を近づけたら足も近づけることを意識するために、自宅で座る時は小さめのゴムボールを足首と膝の間に挟んで下さい。
外で座る時は、写真のように握り拳1つ〜2つ分ぐらい開けて真っ直ぐを意識してもらうと良いですね。

今回は座り方の簡単な改善法を伝えましたが、今後は内股の根本改善まで伝えていきますので少しお待ち下さい。


5.まとめ


今回は内股とは、という点からメカニズムやを座っている姿勢(内股)についてお話ししましたが、内股でいつ続けることがダメであって、瞬間だけ内股になることは問題ありません。
これは、動作の選択ができることになりますので良いのですが、内股にいつ続ける方は、動作の選択はなく内股しかありませんので、これは良くありません。
重要な点は内股にもなれてガニ股にもなれることが関節の自由度を高く、必要な安定も保っている状態になります。

何年もの間、同じ姿勢で居れば理想のポジションを取ることは難しいかも知れませんが、改善は必ず検討することを専門家としてオススメします。
もし悩まれているようであれば、私たちのような身体の専門家に相談してみるのも良いと思います。
私たちもプロなりの視点でサポート致しますのでお困りの際はお問い合わせ下さい。



ワタナベ





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