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更新日:2021/07/06

「ぐるぐる」「ふわふわ」めまいに悩みたくない。改善策

当ジムに来られる方は、身体に様々な悩みを持ってご来店されています。

必ずカウンセリングからスタートしますが、お話を聞かせてもらう中で

「ふらつく」や「頭がグルグル回る感じ」

がするなど、色んな言葉で表現してくれます。
過去や現在に身体に起きていたことや起こっていることを教えてくれます。
普通であれば悩みの目的とは違うので、聞き流すトレーナーやセラピストは多いかもしてませんが、すごく重要のキーワードになることが多々あります。
今回はそんなキーワードの中でも多いふらつくや頭の中が回る感じがするに繋がりやすい【 めまい 】について考えて行きたいと思います。

もし読んでくれているあなたも、めまいの症状が少しでもあれば読んでみてください。


体調が悪いときなどにふらついたりすることもあるのではないでしょうか。

実は運動、生活習慣、栄養のバランスなどはめまいの発症と密接に関わります。
結論から言ってしまえば、適切な運動、生活習慣、食生活とそれに伴って自律神経を整えることがめまい発症の予防、改善に期待できる可能性があります。
医学的な部分ではなく、あくまでも運動指導者という立場からめまい発症の予防、改善について簡単なアドバイスをしていきます。





1.めまいの種類と症状について


まず、めまいは以下の2つに大きく分類されます。


・回転性のめまい:ぐるぐる目が回るような症状
・非回転性のめまい:ふらふらやふわふわするような足が地につかない症状

およそ6割は「回転性のめまい」で残りの4割は「非回転性のめまい」のようです。
「回転性のめまい」で多いのが耳の内耳という場所の異常で命に心配がないと言われております。
ただ、まれに脳の異常で小脳や脳幹の出血などがあり危険な場合もあります。

めまいの原因は「耳からのめまい」、「脳からのめまい」と分けられます。
脳の異常が原因で、危険を伴うものに関しては以下のような神経症状が現れます。


・ろれつが回らない
・言葉がでてこない
・麻痺やしびれ
・激しい頭痛
・しわがれ声、かすれた声
・手足をスムーズに動かせない
・眼球運動の異常(上下に動く、時計周りに動く)

上記のような神経症状や異常な眼球の動きが見られる場合は、すぐに救急車を要請が必要です。


2.なぜめまいが起こるのか?


めまいの多くの要因としては、耳の内耳という場所の異常で起こるとされています。
耳の穴の中から鼓膜までを外耳、鼓膜から奥の空間を中耳、さらにその奥が内耳というところになります。

内耳には音を感じるのに重要な役割を担っているほか、頭の位置を感じるための前庭という部分があります。
聞いたことも方もいるかと思いますが、前庭には三半規管が含まれます。
この前庭というのが平衡感覚を司っていて、前庭に異常が出るとバランス感覚に影響が出るということになるわけです。

前庭の働き以外にも「眼:視覚」、「皮膚や筋肉などの感覚:体性感覚」、「脳」の器官もそれぞれが機能して身体のバランスを保っています。
「耳:前庭」、「眼:視覚」、「皮膚や筋肉などの感覚:体性感覚」からインプットされて得た情報を脳に送られて、動きとして反映されるという形です。
これらの情報のどれかにエラーが起こると平衡感覚などに影響を及ぼし、身体のバランス崩れた状態がめまいなどといった症状に繋がる可能性があります。
ひとつ代表的なめまいとしては、良性発作性頭位めまい症というものがあり、頭を特定の位置に動かしたときにぐるぐる回るようなめまいが起こるとされます。
これは、頭の傾きなどを感知する耳石器というところから耳石というカルシウムの小さな粒が剥がれ落ちて、平衡感覚を感知する(あらゆる角度の回転)三半規管に入り込んでしまうために起こるとされます。

耳石が剥がれ落ちてしまうとされる要因
・加齢
・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量低下
※更年期の女性などは注意が必要です。
その他にも循環系や自律神経系などの影響も関係しています。

様々な原因によってめまいを引き起こしている可能性もあるため症状が出る場合には専門医の診断を受けることをおすすめ致します。


3.めまいを起こしやすい人の特徴


・ストレスを感じている
・不規則な生活習慣
・運動不足
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取る
・姿勢が乱れている
・食事の内容が偏りがちで、味も濃いめ
・タバコを吸う方
・妊娠中や更年期
・飛行機や新幹線などの移動が多い方
などが挙げられます



4.運動指導者の立場からのめまいの予防、改善について


上記でも挙げているように運動、生活習慣、栄養のバランスなどがめまいなどの発症に密接に関わります。
そのため、それらを見直すことや改善することが予防、改善に繋がることと考えらます。

・自律神経を整える(ストレスを溜めない生活習慣)
・同じ姿勢での長時間の作業を控える。もしくは適度に休憩を挟みながら
・パソコンやスマートフォン、ゲームなどはなるべく控える
・栄養バランスや濃い味付けなどには気をつける
・睡眠時間の確保
・水分摂取
・禁煙
・適度な運動と運動の習慣化
外を散歩するなどもおすすめ。

脳は様々な器官から情報を得て、バランスを保っています。
外では視野が広がり、足の裏から地面をしっかり感じることなどから身体にはたくさんの情報が入ってきます。
情報に対して身体が反応して適応しやすくなるため、様々な刺激を入れることがめまい予防に繋がると考えられます。
反対に一日中あまり動かずに入力される情報が少なかったり、どこかバランスが崩れてしまうと平衡感覚の維持に問題が出ることにより、めまいや立ちくらみといった症状を感じる可能性があります。


5.まとめ


・めまいの原因は「耳からのめまい」、「脳からのめまい」と分けられる。

・脳の異常の場合、神経症状や異常な眼球の動きが見られる。

・めまいの多くの要因としては、耳の内耳という場所の異常で起こるとされる。

・内耳には音を感じるのに最も重要な役割を担っているほか、頭の位置を感じて平衡感覚を司っている前庭という部分がある。

・前庭のほかに「耳:前庭」、「眼:視覚」、「皮膚や筋肉などの感覚:体性感覚」の器官もそれぞれが機能して身体のバランスを保っている。

・器官からの情報のどれかにエラーが起こると平衡感覚などに影響を及ぼし、身体のバランス崩れてめまいなどといった症状に繋がる可能性がある。

・循環系や自律神経系などの影響も関係。

・運動、生活習慣、栄養のバランスなどがめまいなどの発症に密接に関わる。
それらを見直すことや改善することが予防、改善に繋がることと考えられる。

あくまでも運動指導者として、めまいの予防という観点でお伝え致しました。
様々な原因によってめまいを引き起こしている可能性もありますので、症状が出る場合は専門医の診断を受けることをおすすめ致します。
また、緊急性のものもありますので注意が必要とも言えます。





タカダ


 

 


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