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更新日:2021/12/08

【猫背を悪化させる腹筋の鍛え方】専門トレーナーが教えます

猫背を改善するためにやっていた腹筋の鍛え方が実は逆効果になっていた…
今回は猫背で悩む方に間違えて欲しくない腹筋の考え方をお教えします。
ガンガン鍛えている方も、一度ストップして少しだけ時間ください。
では早速。






1. 腹筋の構造に注目


一般的に腹筋と言うと、割れている筋肉をイメージする方が多いと思います。
これは、間違いではありませんが実は何層もの筋肉から腹筋は形成されています。
ですが、ここでは大きく分けた状態で紹介します。

まずは、アウターマッスルと言われる腹直筋
そして、インナーマッスルと言われる腹横筋と腹斜筋(外腹斜筋と内腹斜筋)
※ここでは分かりやすく腹斜筋はインナーマッスルに属します。

このアウターとインナーから腹筋は作られています。



2. 猫背の簡単な腹部周りの構造に注目


猫背だと腹筋を鍛えないといけないと言われるが、それはなぜか?

理由は…
猫背の方は、背骨が大きく歪んでいるから。
通常の背骨は生理的湾曲といって自然なS字を描がいていますが、猫背の方はS字が大きく歪んでいます。
このような場合ですと腰は反りやすく、腹部周りが前に押し出され、胸周りは縮こまります。
結果、腹筋群が弱くなってしまいます。

だから腹筋を鍛えることに繋がるという訳です。

でもここが落とし穴。
普通に腹筋トレーニングをしてもダメ。



3. 陥りやすい腹筋トレーニングの間違い


上記では、腹筋を鍛えた方が良い理由を説明しましたが、もう少し深い点までみていきます。
腹筋の働きは低下をしやすいですが、実は一部は違います。
その一部は、アウターマッスルの腹直筋です
腹直筋の中でも上部(へその上、みぞおちあたり)が働き過ぎてしまいます。

猫背改善には背骨を理想の位置に戻したい。
すなわち、背骨を伸ばしたいことになりますが、猫背では胸周り縮こまっているため、腹筋は押しつぶすように働いてしまい、へその上だけが鍛えられてしまう。
結果、猫背を悪化させることに繋がります。

このため、最初からガンガン腹筋トレーニングを取り入れるのではなく、インナーマッスルの働きを高め、バランスよく鍛える必要があります。

ネットで検索した腹筋トレーニングをしても、へその上だけ使っているなんてことに陥りやすい。
実際にへその上だけを感じている方は多いのではないでしょか。

では、どうしたら良いのか。
インナーマッスルの鍛え方は
呼吸筋として使い、吐くことをする(横隔膜、腹斜筋が鍛えられる)
トレーニング方法は以下の記事を参考にしてください。


浅い呼吸の改善に成功!今日から出来る【3つの呼吸トレーニング】


4. まとめ


まとめると、猫背の方は背骨の歪みが大きいため腹直筋の上が働き過ぎてしまう。
アウターマッスルの腹直筋とインナーマッスルの腹斜筋と腹横筋をバランスよく鍛える。
特にインナーマッスルの機能を高めることが、腹筋トレーニングの間違いにならないためのポイント。

へその上だけが感じるトレーニングは、ダメ。
全体を働かせるためには、呼吸として機能させることが大事。
特に吐くこと。


猫背を改善したい方は焦らず、ゆっくり改善していってください。



ワタナベ






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